音楽CDを愛でたくて

忘れ去られて過去のものになりそうな音楽CDの魅力をもう一度掘り起こすブログです。

薬師丸ひろ子の40周年記念コンサート初日公演を鑑賞してきた。

今日は夕方から東京エレクトロンホール宮城で行われた薬師丸ひろ子のコンサート『40th Anniversary Tour 2022 〜アナタノコトバ〜』へ行ってきた。

これから鑑賞される方は多少セットリストのネタバレなどがありますのでご注意ください。

 

 

コンサートは途中休憩15分を挟んで約2時間の構成。

衣装は前編と後編で大きなロングドレスを2回、アンコールでラフなTシャツ姿にお着替え。

サポートするバンドメンバーはチェロ、ヴィオラ、バイオリン2名、ピアノキーボード、マニピュレーター、ギター、ベース、ドラムの計9人編成。

後編ではメドレー形式でワンコーラスずつ曲を披露するのもあり。

初めて生で観たけど、やさしく毛布で包み込むように透き通る歌声、歌唱力には感動。

よく長期にわたって活動していると歌唱法が変わって、独特な崩した歌い方をされて、聴者がゲンナリするパターンがあるけれど、昔と同じオリジナルに近い歌声で聴いてもらいたいという彼女の日々の努力を強く感じ取れた。

しかし、曲間のMC薬師丸ひろ子『皆さん元気だったでしょうか、今日はコンサートツアー初日にお越しくださいまして…』を5回?いや、それ以上は繰り返していて、お客さんも終いには苦笑い。

前編最後の曲、後編最後の曲、アンコールとか順番覚えてない、いや、天然で忘れてしまったのか、バンドメンバーに言われて『あっ…!そうなの?失礼しましたー!アハハ〜!』みたいなやり取りに会場のお客さんは苦笑い。

バンマスのバイオリン奏者に『わたし、大丈夫でしょうか?』と尋ねたら、『歌は大丈夫です。』との返事に会場爆笑。

初めて観たのでわからないのですが、昔からああいう感じの人なのでしょうか。

自分はちょっと驚きました。

そうでない場合はもう少しMC練習しなさいねと誰か忠告してあげてください。もういいオトナなのですから(笑)

 

今回のコンサートで個人的に聴けて嬉しかったのが、『セーラー服と機関銃』、『探偵物語』、『すこしだけやさしく』、『メインテーマ』、『あなたを・もっと・知りたくて』、『Woman ''Wの悲劇''より』。まあ80年代の楽曲ばかりですね。

近年発表した『めぐり逢い』(井上陽水楽曲提供)や、『Come Back To  Me〜永遠の横顔』(呉田軽穂ユーミン楽曲提供)なども聴けて良かった。

それにしても、バンマスのバイオリン奏者と朗々と歌い上げた中島みゆきのカバー『時代』は今回の曲目の中でも一番圧巻であった。

いやあ、不思議なコンサートだった。

 

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いまさら気づいたのだが、この会場で前に自分が観たコンサートって何のアーティストだっけって思い出してみたら、去年の11月に観た玉置浩二(元・旦那)だった。なんか妙な感じで繋がってた(笑)